珪藻土の特徴やメリット

珪藻土は、珪藻という藻を原料とした材料です。仕上げ材として使用する場合は、固化剤を使って固めていきます。調湿効果が高く、ジメジメした湿度の高い時期には湿気を吸収し、逆に空気が乾燥すると、珪藻土の中に含んでいる湿気を放出する能力を持っています。また、消臭効果や耐火性も高いため、壁の仕上げ材として用いられることも多い材料です。ザラザラとした質感をしており、凹凸が陰影をつくり出してほどよい落ち着きを与えてくれます。カラーバリエーションも豊富なため、自分好みのインテリアにすることもできるでしょう。一方で、仕上げた後にポロポロと落ちてきたり、カビが生えることもあるため、施工する際は特徴をよく理解した上で選ぶことが大切です。

漆喰の特徴やメリット

漆喰は、消石灰を原料としています。消石灰は、空気中の二酸化炭素に反応して固まります。余計なものを加えずに固まるため、とてもシンプルな材料であると言えるでしょう。調湿効果の能力は珪藻土に比べるとやや劣りますが、漆喰にもあります。また、アルカリ性の素材のため、カビや細菌の繁殖を抑え、消臭効果を期待することができるでしょう。漆喰は、耐火性や耐久性が高く、主に外壁を中心に用いられてきました。漆喰の壁と聞くと、お城や蔵の壁を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。ツルっとして滑らかな仕上がりが特徴で、高級感が出やすくなります。一方で、施工する際には、熟練の技も必要とするため、安心して施工を依頼できる業者は限られてくるでしょう。